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10月 25日 火曜日 小潮 南紀串本 袋沖(デンシャ) かかり釣り

 シマアジがまた釣れる季節になった。
 前回(5.17)のリベンジがしたく、釣行前日に和田丸へ電話を入れてみる。
 すると船長から
 「今、シマアジがよう食うちょるぞうっ。」
 と、期待した返事が返ってきた。
 今年はまだシマアジのヒキを味わっていないので、さっそく予約を入れると満杯との事。
 「マジでェ?」
 しかし2号船なら空きがあるので、そちらに回ることにする。
 「さすが、よう釣れていると予約も多いなァ」

 01時に目覚ましをかけていたが、23時半に目が覚めもう一眠り出来ないので、00時に家を出発。

 現地に03時半に到着し、出船まで少し仮眠するがスグ体が冷えて起きてしまった。
 こうなるともう眠れない。
 ボケ〜っと起きていると辺りが明るくなり、船長がやって来て準備を始めた。
 こちらも船長に簡単な挨拶をし、2号船のかねき丸に乗船して準備に取りかかる。
 仕掛けはハリス6号、ハリはがまチヌ・グレ5号(船長オススメ)の胴付5本バリ(串本バージョン)、
 オモリ80号、リールにはPE4号を巻き磯竿3号を使用する。
 2号船は釣人が少なく2名だけで、05時半に出船して約10分でシマアジのポイントに到着。
 本日は南西風で、そんなに波はない。
 「これくらいなら、今日も釣りやすそうだ」

 06時ころ、アンカーを入れて実釣開始!
 本日の潮の流れが速く、道糸が斜めに入っていく。
 少し流されたが仕掛けが海底に着底し、思いっきりマキエをを振る(流れが速く、これでもマキエはあまり出ない)。
 シマアジは性格上マキエに突っ込んでくるので、アタリが来る時はスグに竿先に反応が出る。
 「さあ来いっ!」
 と、気合を入れて竿先を見つめるが、なかなか反応がない。
 まあ一投目からスグ来ることはないので仕掛けを回収しようとすると、いきなり竿先が海中に突き刺さった。
 「フッフッフッ、来たで来たでェ〜!」
 しかし、やり取りするがシマアジのヒキじゃないことに気がつく。
 何回か締め込みがあったが難なく釣り上げると、40cm近いなかなかの良型グレだった。
 魚は何でもエエけど、一投目から来てくれると (^嬉^) しいものだ。
 そして、これが確変の始まりでもあった。
 続いて二投目もアタリがあり、名前の判らない魚が釣れた。
 持ち帰って名前を調べると、マツカサの一種と判明。
 三投目は小型のスマ(放流)、四投目は中型のサバ(放流)と連続して来る。
 でっ、五投目もアタリがあり、最初のヒキと同じで同型サイズのグレが来た。
 「オイオイ、入れ食いやんけェ〜(^笑^)」
 続く六投目も期待して待つと、スグに体ごと引き込まれるアタリが来た。
 「マッ、マジでェ〜!」
 シマアジっぽい力強いヒキをするので、慎重にやり取りすると白っぽい魚体が浮いてきた。
 「シマアジでありますようにっ!」
 ところがタモで掬おうとすると、見たくもない魚が釣れてしまった。
 磯釣りで10人中10人が嫌うタカノハだ。
 この魚が釣れると、その釣場はもう魚が釣れないと言われているからだ。
 案の定アタリが遠のき、確変が終了した。

 しばらくはアタリも無く、釣れてもスマくらいだった。
 そこに僚船の和田丸から、
 「全員シマアジの顔を見ているぞっ」
 と無線連絡があった。
 そこで和田丸のヨコへ移動しようと決定。
 しかし、ここでトラブルが発生。
 アンカーが海底に噛んでしまい、外せない。
 「ウッソ〜?」
 船で引っ張っても、なかなか外れない。
 しかし約1時間、船長がいろいろと頑張ってやっと外れてくれた。
 その間にも和田丸でシマアジが上がっているのを、遠目で確認が出来た。
 急いで場所移動し、アンカーを入れ直して釣りを再開する。
 しかし時すでに遅く、ここも確変が終了した。
 しかし、シマアジは回遊魚。
 もう一度回ってくるのを期待して、あきらめず釣り続けることにする。

 時間だけが無情に過ぎ、納竿1時間前になっても確変が来ない・・・
 「今日も釣れないまま終わるのだろうか・・・」
 しかし、もう一人の釣人もあきらめず頑張っていると、小型ながらシマアジを上げた。
 これはチャンスとばかり仕掛けを急いで入れると、途中で仕掛けが止まった。
 「?」
 犯人はスマで、途中で食って来て走り回っていたのだ。
 「今がエエ時なのに邪魔すんなァ!」
 と、急いで外し再度投入する。
 がっ、今度も仕掛けが落ちなくて、竿先に道糸が絡んでいた。
 「カーッ!!何やってんのォォォーッ!!!」
 アセればアセるほど、トラブルが発生。
 仕掛けを無事に投入出来た時には、時すでに遅くシマアジは走り去っていた。
 「やっぱ、今日はこのまま釣れないまま終わるのだろうか・・・」
 数十分後、隣の釣人がまた同型のシマアジ上げた。
 しかし今度こそと頑張るが、数投でエサと時間がなくなりタイムアップ。
 今日も、とうとうシマアジが上げられなかった(T悲T)

 本日は、釣人10人中(1号船と2号船の釣人合わせて)9人がシマアジの顔を見て、私だけが不発の一日だった。
 しかし、そこそこのお土産が釣れていたので、ダメージはなんとか軽傷ですんだ。
 やはりタカノハを釣ってしまったのがまずかったのか・・・。
 ここも、再度またリベンジせなアカンなァ・・・。
 
 

 釣果 グレ(口太) 36、37cm 2匹、タカノハ 40cm 1匹、メンドリ 25〜36cm 3匹
     マツカサ 24cm 1匹、スマ(ヒラソウダ) 36〜39cm 4匹
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