月 日 場所 天候 釣り方 水温
01月 13日 木曜日 中潮 中紀神谷 小浦沖一文字 曇時々晴 カゴ釣り 15.2度

 数日前から釣友S氏と一緒に、天気図を見ながら沖一釣行を考えていた。
 ・・・で、前日の天気予報では風は3〜4mとのこと。
 これなら少し寒いのをガマンすればと、当日決行することになった。
 いつものように仕事を終わらせ、S氏を迎えに行き地道で南下する。

 現地に着いてみると、大阪では風がなかったのにこちらでは少し吹いている。
 「まあ、この程度なら問題ないやろう」
 さっさと仕度をして、出船を待っていてくれた船に乗り込む。
 しかし沖一に近づいてみると、結構風が強く波が高い。
 船も途中からスローになり、今回も大回りで沖一へ着ける。
 渡る前に水温計を覗くと、14.9度を表示していた。
 「ゲッ・・・マジかよぉぉぉ・・・」
 またまた厳しそう・・・

 前回のポイントが空いていたので、今回もそこに入ることにした。
 風は西風のようなのでさほど問題にならないが、時折北寄りの風が周りこんでくる。
 また、ケーソンの隙間から海水が吹き上がってくるが、これは少し我慢すればヨイ。
 「イケるっ!波もそこそこやし」
 水温だけ気になるが、いつものように仕掛けを作る。

 07時ころ、実釣開始。潮は上り潮だが、ちょっと速い。
 エサ取りも活発で、タナ4〜5ヒロ前後まででヨク取られる。
 根気よく打ち返すが、本命からのアタリは来ない。
 「水温低いから、やはり来ないなぁ・・・」
 S氏や他の釣人も苦戦している。

 アタリのないまま10時ごろになり、
 「今日はやっぱりアカンなぁ・・・」
 と、余所見していたら竿とひったくる強いアタリが来た。
 「来た来た来たァ!」
 なかなか元気なヒキをする。
 グレじゃないと判断は出来るが、何やろうと慎重になる。
 徐々に白っぽい魚体が見えてきてサンノジかと思ったら、何と縞々があるサンバソウだった。
 「ラッキ〜(^喜^)」
 タモで一発で掬い、無事ゲットすることが出来た。
 今年も余所見釣法は健在です(^汗^;

 続けて二匹目の何とやらを狙うが、そうそう続かない。
 「やっぱり事故的なもんやったんやなぁ・・・」
 と、S氏を見ると何か魚とやり取りしている。
 釣上げた魚は、少し小さいがグレだ。
 少し活性が出て来たかなと、再度やる気アドレナリンを体内に流す。
 すると、気持ちのいいアタリが来た。
 すかさず合すと、重量感のあるヒキが伝わって来た。
 2、3回気持ちよい締め込みをした後、フッと竿が軽くなった。
 「エッ!?」
 痛恨のバラし・・・(T悔T)
 スグ同じところを流し、2投後にまたアタリが来たが素バリ。
 続くアタリで魚を掛けるも、またもやバラす(T悲T)
 ハリが小さいのが悪いのか、掛かりが悪かったのか残念。
 しかし、ここで魚のやる気はなくなり、またエサ取りだけになってしまった。

 約2時間ほど過ぎ、S氏が2匹目のグレを釣上げる。
 「マジかよ〜」
 段々とアセッてゆく自分が判る。
 この後2回アタリが来るも、全てバラした。
 「俺って、こんなに下手?」
 一部始終見ていたS氏に笑われる始末。
 魚も「やってられへんわっ!」と、やる気を無くし何処かへ行ってしまった。
 そして、またエサ取りだけになる。

 「ああっ・・グレが釣れない・・・」
 既に昼もまわり、エサが少なくなってきた。
 朝あれだけ吹いていた風も弱くなり、波も少し落ち着いてきた。
 しかも潮の速度も、ユックリと落ちてきた。
 「今が一番エエ時なのに・・・」
 その時、海面を漂っていたウキがゆっくり沈んでいった。
 アタリがまた来た!
 糸フケを急いで取り、大きく合すとエエ重みが乗った。
 これをバラしたらもうアタリは無いやろうと慎重になり、ゆっくりと寄せてくる。
 水面に浮いて来た魚体は、超嬉しいグレだ。
 S氏にタモで掬ってもらい、やっ〜とゲットすること出来た(^嬉^;
 この後は潮が逆の下り潮になり、納竿時間までアタリがなかった。

 帰りの船の水温計を見ると、15.2度を表示していた。
 今日は水温が低く厳しいと思ったが、水温上昇とともにグレのやる気もあがったのかも(^汗^;
 アタリもそこそこあり、この時期としては十分楽しめた。
 この水温でも少し維持していれば、まだ沖一もいけると思われる。
 
 

 釣果  グレ(尾長) 32cm 1匹、サンバソウ 30cm 1匹
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